「塔の中で暮らすラプンツェルが外の世界へ踏み出すも、その先は"めでたしめでたし"とは程遠かった。読み進めて数十ページ、抱きかけた印象が途中でガラッと変わる瞬間があり、思わず目次を見ると『第0話』とある。なるほど、まだ物語は始まってすらいなかったのかと気付かされる。世界を何も知らない無垢で美しいラプンツェルは不穏かつ異様な空気感が漂う世界で理不尽・不条理を突きつけられる。ラプンツェルに救いはあるのか。彼女はこの世界で何を信じ、何を選び取るのか、今後どのように物語が展開されていくのか大変楽しみな作品。」