選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2026一次選考作品

『ヒト科のゆいか』にことがめ

  • 「『もう一度、前を向こう』とするすべての人に届いてほしい、再生の学園ドラマ。僕はもう、めっちゃくちゃ泣きました!舞台はヒトと亜人種が当たり前に暮らす社会。主人公の結香は、差別なく誰にでも平等に接する明るい子なんですが、その『無自覚な平等』が逆に親友を深く傷つけ、自分も絶望の底に沈んでしまいます。しかし、そこで終わらず、結香は『分かりあえない現実』を認めた上で、相手を知るために一歩踏み出します。種族ごとの特性や個人の事情を学んで、単なる同じ対応ではなく平等の一歩先にある『相手に応じた優しさ』を模索する日々が、きらめく学園青春ドラマとして描かれていきます。たとえ傷つくリスクがあっても、共存を諦めず手を繋ごうとする結香の姿には、多様な他者が関わる現代社会をどう生きるか教えられたような気がしました。人間関係に悩み、眠れぬ夜を過ごしてきた人にこそ届いてほしい、いま読むべき傑作です!」

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