選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2026一次選考作品

『伍と碁』仲里はるな、蓮尾トウト

  • 「こちらも才能豊かながら挫折を知る少年の復活譚。神童だった少年が5人の囲碁の超天才に叩きのめされたところから、再起を図るリベンジ譚。 『囲碁を主題とした週刊漫画誌連載は【ヒカルの碁】以来21年ぶり』とか『日本棋院全面バックアップ』などの補足情報が強いが、設定の時点で物語の強度が一定担保されていて、今後の展開に期待が膨らむ。『一定』を超えた面白さに届いたら最高です。」

    「サッカーも野球も、スポーツはなんでもできちゃう天才の主人公。偉業を成し遂げた人がいる場所ではなく、いないと思ってた囲碁の世界に飛び込むが、そこには5人の天才がすでにいて、圧倒的に負ける。天才が天才に挑む、久しぶりの王道囲碁成長物語。」

    「スポーツも勉強も"神童"だった秋山恒星が囲碁に挑むという導入だけでワクワクするが、本作は早々に『上には上がいる』を容赦なく突きつけてくる。囲碁漫画というと難解で、静かで淡々と進む印象を抱くかもしれないが、本作はむしろ逆の印象を受けた。主人公は自分を完膚なきまでに叩きのめした天才たちに『勝ちたい』という気持ちが前に出ており、対局シーンのテンポもよく、読み味はスポーツ漫画に近い。石を置く間や一手一手の重みをきちんと描きつつ、専門用語を羅列して置きざりにせずに、エピソードと感情の揺れで引っ張ってくれるのが上手い。天才たちの存在が単なる壁ではなく、対局のたびに主人公の覚悟が更新されていく感もあり、続きが気になる。」

    「ヒカルの碁世代なので、久々に面白い囲碁漫画だ!とワクワクしながら読ませてもらっています。主人公の挫折の仕方から、周りの天才の倒し方まで、妙に共感できる箇所があるのが好きです。」

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