選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2026一次選考作品

『こころの一番暗い部屋』雨夜幽歩

  • 「『漫画がうまい』と素直に唸らされました。できれば感想などの前情報を入れずに読んでほしい一冊です。作中の創作怪談、一話ごとのエピソード、そして本筋の展開が非常に巧みで、想像していなかった読後感でした。キャラクターも全員が魅力的。ホラーですが、とても人に優しい作品です。」

    「ホラーが苦手なのですが、怪談って面白いんだ!と思えた漫画。お話は、作家さん達が作業しながらボイスチャットをしていて、そこで『キーワード怪談』という遊びが流行り出します。『キーワード怪談』とはその場にいる人で単語を一語ずつ出し合って、誰か一人が出た単語全部使って即興怪談を作って語るというもの。そんなキーワード怪談をしつつ、即興怪談を聞いた主人公達が独特な感想を言ってくれ、作った本人も気づかなかった自分のこころの底に触れるというもの。キャッチコピーに『新感覚ホラー×セラピー』とあったのですが、まさにその通りです。怖いだけじゃない優しい物語。創作怪談も毎話面白いし、リンクしていく心情や、ボイスチャットのアイコンと声しかわからなかったキャラクターの人となりが見えてくる構成が素晴らしい。1話完結で進んで行きながら大筋の物語と交わった時は鳥肌が立ちました。全てが美しくハマっていくのどうやって考えてるんだろう!?すごすぎます。怪談は話も絵もちゃんと怖いのですが面白く、ホラーがめちゃくちゃ苦手な私が読めているので苦手な方もぜひ読んでみてほしい。」

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