「地獄の価値観を持つ教師が、人間の学校に立ったらどうなるのか。『閻魔の教室』はその発想を、ただの奇抜設定で終わらせず、現代の『なあなあ』や『見て見ぬふり』を真正面から割っていく作品です。読んでいると、笑えるのに妙に背筋が伸びる瞬間がある。その感覚がこの漫画の持ち味です。この作品の気持ちよさは、暴力や過激さそのものより、**言葉の"断ち切り方"**にあります。レビューでも『言葉に力がある』『テンポがいい』と語られている通り、怨馬先生の台詞は説教ではなく"判決"に近い鋭さを持っていて、読む側の迷いを一刀両断してくる。だからこそ、読者の甘さや逃げ道を、静かに塞いでくる怖さがあります。本作の"わかってくれる"は優しさではなく、冷酷なまでの本質把握です。この漫画の気持ちよさは、暴力的な断罪ではなく、"核心に触れる断言"にあります。曖昧に流されがちな問題を、白黒つけることで露わにする。その瞬間は痛快なのに、同時に『自分も対象かもしれない』と思わされる。だから笑えるのに背筋が伸びる。学園ものとしての読みやすさと、地獄目線の切れ味が両立していて、今後の展開への期待も込みで推薦します。」