選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2023一次選考作品

『ケモ夫人』藤想

  • 「Twitterに投稿された1エピソードから発達していった異形のマンガです。おっとりとした性格の獣人である、通称『ケモ夫人(本名不明)』の巨人討伐の旅と、その道中で出会う様々な事件を描く物語です。独特の筆致ながら、現代のマンガシーンにおいて誰も追いつけないセンスから生み出される、異次元の愛らしさをもつキャラクターの数々、根源的な恐怖を煽るクリーチャーデザインが目を奪います。話が進むにつれ、眩暈がするほどに奥行きを増していく世界観とスリリングな物語と、映画のような壮大でセンチメンタルなカメラワークで作られる美しい画面もあって、唯一無二のマンガ体験を得ることができます。人を選ぶ作品ですが、バイブスが合ったときには、一生逃れられないような魔力に満ちたマンガです。」

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