選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2022一次選考作品

『卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-』リチャード・ウー、中村真理子

  • 「3 世紀に倭国に君臨したとされる女王、卑弥呼をカリスマとして描くのではなく、野望と思考と論理と行動によって女王へと上り詰める過程を描く。当初、我欲のために行動していたダークヒロインが、戦いの中で協調性や人間性を高め、人望を集めていくある種の成長譚。物語のスケールは順調に大きくなり、舞台が『邪馬台国』であることの意味もより明確になってきた。心の機微が愛憎につながり、欲望に根ざした権謀術数が積み重なる。」

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