選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2022一次選考作品

『九条の大罪』真鍋昌平

  • 「枠から外れた弁護士の行動、考え方が気になって読み進めてしまいます。『闇金ウシジマくん』と同じような世界を描いているわけですが、世間とは何か?を、じっくり考えさせてくれる気がします。」

    「『闇金ウシジマくんの作者』といえば伝わると思いますが、弁護士側の目線で社会の闇を見せてくれます。内容もかなりヘビーなので、自分や家族の身に起こったらと思うとゾッとしますが、自分の知らない世界のことは勉強になります。毎回毎回抉られては次が楽しみで、この漫画の抜けれれない闇世界にハマっています。これからも楽しみにしております。」

    「善悪とは何なのか、倫理って何なのか。読むたびに底なし沼にはまっていくようで、でも何度も読み返してしまいます。無知は恥であり罪であり、誰もが知らぬ間に社会の落とし穴で底辺まで落とされることだって、ないとは言い切れません。九条のような弁護士に出会えることが幸か不幸かわかりませんが、知っておいたほうがいい社会のリアルを読ませてくれます。」

    「犯罪や加害者側の弁護士に焦点があたる作品で、テーマとしても内容も大変面白いです。何せ法律とモラルの対立が一番尖った状態でぶつかる部分ですから、共感を求める人向けではないかも知れないですが、人の醜さに何故か目が離せなくなる作品だと思います。」

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