選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2021一次選考作品

『無能の鷹』はんざき朝未

  • 「その場の雰囲気や相手のオーラ的なモノや話術によっていつの間にか相手の思う通りに事が進む時ってありますよね。昔、本屋に漫画買いに来ただけなのに店先の出張スタッフさんに声をかけられて、何やかんやで有線放送の契約を結びそうになった時の事を思い出しました。『無能に思われたくない』とか『出来るヤツに思われたい』と心で思っている人はこの漫画を読んで心当たりのあるシーンがあるんじゃないでしょうか。あと、面白い漫画って表紙から面白い気がしますね。」

    「有能に見える女と無能に見える男のお仕事コメディ。『主人公には実は隠れた才能が...』という王道の逆を行くようで、行ってないかもしれないアイデアが面白い。『あるある』と共感させてくれる笑いの中にも、現代社会に対する毒を忍ばせているのが痛快。自分の周りのあの人も実は仕事ができる雰囲気があるだけなのでは、と考えさせられる一作。」

    「有能に見える女と無能に見える男がタッグを組み、取引先と微妙なすれ違いを生みだしながらも何故か奇跡の成果を上げていく。愉快痛快☆新感覚お仕事マンガで面白い。」

    「佐々木倫子風お仕事漫画、という感じで、読んでいて非常に楽しく、仕事への向き合い方の肩の荷をおろしてくれる作品。」

    「お腹を抱えて笑いました。こんなすっとぼけた笑いを求めていたんです。」

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