選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2021一次選考作品

『博論日記』ティファンヌ・リヴィエール、中條千晴

  • 「人文系大学院博士課程の闇はフランスでもやっぱり深かった。カフカ作品の不条理が博論執筆過程の不条理と重なります。少年老い易く学成り難しでした。」

    「たっぷりと風刺をまぶした上に、冒険的でドラマチック。論文の中も院生ライフも不条理まみれ。笑って泣けて、ボロボロになっていく主人公に同情を禁じ得ない。脇キャラのアクやクセのとらえ方も巧みで、観察眼の鋭さを感じる。」

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