選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2021一次選考作品

『ダブル』野田彩子

  • 「コミックのジャケットの躍動感に惹かれて購入してみたが、登場人物の男性向け2人の距離感が近すぎてBLなのか!?と思ったがどうも違う。劇団員の2人の話だが、ストリーが展開されるに従い、タイトルの『ダブル』の意味が理解できたように思える。個性的な登場人物のセリフは漫画からでも熱量が伝わってくるところに引き込まれた。」

    「友情と才能と嫉妬。簡単には語れない感情が、二人の役者を通して丁寧に描かれていて苦しくなります。どの世界にも、光に当てられる人と、その影にいる人がいる。この先彼らはどうなっていくのか、とても楽しみな作品です。」

    「とにかく色気がすごい。多家良と友仁が色っぽい人物だから、というだけではなくて、ストーリーの流れやセリフまわし、そこから撮るんですね(最高)という構図、表情、筆づかい......と、作品全体でバンバン色気を発している。大好きな『天才もの』『芸能もの』を大好きな野田さんの作品で読めるという幸せをかみしめている。」

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