選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2021一次選考作品

『珈琲をしづかに』みやびあきの

  • 「大人に対する漠然とした憧れを持つ高校3年生の主人公が、ふとしたきっかけで立ち寄った喫茶店の"大人な"女性マスターに惹かれていく。でも大人だと思っていたマスターも実は全然大人になんかなりきれていなくて。大人ってなんだろう、恋ってなんだろうという誰もが通る葛藤を抱えながら、主人公が少しづつ成長していく様子を甘酸っぱいストーリーと美麗な絵で描く。描写と描写の間の取り方が上手く、読みながらまさに喫茶店で珈琲を静かに飲みながら考え事に耽る時のような、あのゆったりとした時間を過ごすことができる良作。」

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