選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2020一次選考作品

『東京入星管理局』窓口基

  • 「『メン・イン・ブラック』×美少女バディの超密度SFアクションです。とにもかくにも奥の奥まで細かく且つ遊び心たっぷりに作りこまれた世界観と、それを細緻に表す超絶画力が目を引きますが、真骨頂はその世界を縦横無尽に駆け回る主人公・ラインと相棒のアンちゃんをはじめとしたキレッキレのキャラクターたちです。主役を張るのは口は悪いがクールで頭も切れるJK・ラインと、スタイル抜群の長身褐色美女ながら、野生児じみた幼い言動と謎の超パワーをもっているというギャップが素晴らしい正体不明生物・アンちゃんのコンビ。アンちゃんがラインに寄せる無邪気な信頼が垣間見えるシーンがたまらんです。(敵に捕らわれたラインをアンちゃんがお姫様抱っこするとことかあるんですよ...美少女バディ界の至宝!)そのほかにも、ラインが背中から腕だけ召喚する、彼女の師匠であるイケてる超悪オヤジ・ハインをはじめ全員主役を張れるくらいの特濃キャラクターが満載です。彼らがどんな冒険をしていくのか、どんな掘り下げられ方をされるのか、めちゃくちゃ楽しみです。この世界観の書き込みとキャラの立ち方、個人的には『トライガン』『ヘルシング』に並ぶ、ある種の「必修科目」の雰囲気を感じています。これは後世まで読み継がれるべき傑作です!」

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