選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2020一次選考作品

『着たい服がある』常喜寝太郎

  • 「ロリータ服を着たクールな女の子が雑踏の中に佇む表紙に惹かれました。学び考え行動し成長していく主人公をとても尊敬できます。漫画の中のキャラクターですが、マミという人間の人生の一部を覗き見たような感覚。主人公のマミ以外の人達もサブキャラや脇役という感じではなく、各々が自分の人生の主人公として生きている姿が見えるのもいい。5巻で完結していますし、ぜひ読んでみてください!」

    「めちゃくちゃ泣きました。端々の細かいところまでリアルが横たわっていて、他人事には思えずどうしても感情移入してしまいました。親の話とかもうボロ泣きです。無条件に感動してしまったので1票!」

    「誰しも人の中で生きていく以上、「他人から見た自分」と「自分から見た自分」の間で生きづらく感じることもあると思います。なりたい自分になる!ということが、他者からのレッテルによってハードルが上がってしまうこともしばしば。しかし主人公は、ロリータファッションが好き!ということをきっかけにして、どんどんなりたい自分に変わっていきます。迷いながらもちゃんと自分の好きを伝えていく、主人公の勇気と素直さにこちらが勇気づけられます!最後の選択もとても清々しく、一気に完結巻まで読んでしまいました。タイトルも、読む前と読んだ後の印象が180度変わりました。着たい服がある!この言葉を胸を張って言えるようになったなら、それはとても幸せだね。」

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