選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2020一次選考作品

『ヤオチノ乱』泉仁優一

  • 「前情報一切なしで表紙買いして大当たり漫画。今年の一押し。現代日本を舞台に、忍者が諜報戦を繰り広げます。描かれているコトと、それを描く絵柄、線、そしてキャラクター、これらのマッチングっぷりが完璧なのですよ。現代日本を舞台にした忍者モノでヒロインがこのスレンダーな三白眼だぜ? 最高か?そんでアクションが渋いのよ。ド派手な超能力戦でも能力バトルでもなく、知略なのよ、謀略なのよ、チェスゲームなのよ。でも頭でっかちな感じがしないでスタイリッシュなのよ。そんで、たった3巻で状況描ききったら、バシッと、なんの衒いもなく、残心して終わっちゃうのよ。切れ味抜群よ。しびれたわ。」


    「現代に生きる忍者の諜報戦という設定は目新しくはないが、淡々としたリアリティと漫画的浪漫とのバランスがよく、画風も個性的。諸外国との本格的な攻防が始まる前に終了となっており、連載の復活が待ち望まれる。」

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