選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2019一次選考作品

『ふしぎの国のバード』佐々 大河

  • ふしぎの国のバード 5巻 (ハルタコミックス)

  • 「明治に実在した女性冒険家が日本を旅する物語。主人公バードの熱意にまるでスポ根漫画を読むごとく思わず胸が熱くなる。彼女が見てきた昔の日本の姿に、考えさせられた。」

    「コメント難しいですが、自分の民族のルーツのようなものを感じる不思議な漫画です。」

    「いかにもコミックビームっぽい絵柄ですが、元は実在の人物をモチーフにしたお話らしいです。明治初期の日本を、イギリス人の視点で描いていくのですがこれが新鮮です。ていうか、現代の日本人が発展途上国の人たちを無意識に見下している視点と酷似していて、読んでいると反省と共に国レベルの文化について真剣に考えたくなります。そんな難しいことは置いといても純粋に面白いです。そもそも江戸の文化が残る明治初期の日本の庶民の生活って、日本には文献としてほとんど残っていないらしいです。明治政府が消しちゃったんだそうです。(ワンピースの空白の100年と同じ)でも最近になって、日本に行っていた外国人の文献が出てくるようになって、その時代の日本の風景が見えるようになったらしいです。なので、本当の歴史の勉強にもなる、かも。」

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