選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2018一次選考作品

『辺獄のシュヴェスタ』竹良実

  • 辺獄のシュヴェスタ 6 (ビッグコミックス)

  • 「圧倒的!!!!意志の力で、人間はここまでできるのか、人間の可能性は拡張できるのかを信じ込まされた作品。中世ヨーロッパで魔女と関わりがあるとされた女子が送り込まれた修道院という清新な一方で陰惨な世界を舞台に、人間のおそろしさと、それに対抗する意志と人道の力が描かれる。想像を絶する苦闘を圧倒的な意志と発想で乗り切る主人公のエラの孤軍奮闘と思いきや、次々現れる意志を共有する仲間。ただ、まったく人間としての力を発揮できない弱い存在もそこには等しく存在する。逆境を驚くような発想で最後まで乗り切るミステリーの緊張感を維持したまま、2017年、ほぼ完璧な形で6巻で完結!想像もしなかった世界、思考の限界を拡張してくれてこそのマンガ!超おすすめ!」

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