選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2017一次選考作品

『メイドインアビス』つくしあきひと

  • メイドインアビス 5 (バンブーコミックス)

  • 「巻を追うごとにハードになっていくのは、彼らが生存することも難しい深淵に向かっているから。そうはわかっていても極限状況での命とか魂とか存在とか、そういうものへの問いかけの残酷さに息をのんでページをめくるのです。」

    「去年、一昨年に続いて何度でもお勧めしたい作品。人類最後の秘境であり浪漫である巨大縦穴(アビス)探検の物語。相変わらず攻略難易度が高すぎる!世界設定の緻密さも相まって、容赦のない自然の恐ろしさや好奇心に取りつかれた人間の強さや狂気がビシビシ伝わってきます。時に残酷で心が痛む場面もあるけれど、予測不可能な展開が最高に面白い!」

    「文明が後退した世界で唯一残された秘境の大穴「アビス」伝説の探検家の娘で孤児でもあるリコがアビス深部から来たと思われる謎の少年型ロボットに出会い...と王道のボーイミーツ&ガール...の筈なんですが容赦ない生物学的厳しさや障害・人類の業的な要因で過酷な冒険が描かれ一部の猟奇ファンからも熱い視線を注がれる怪作になっており、可愛らしい絵柄に反してゴリゴリのハードな展開に主人公達の行く末に幸あれと願わずには居られません。」

    「自分の周辺のボンクラコミュニティでは去年何回か共通の話題に上がったマンガだった。たぶん煽情的で過激で偽悪的で悪趣味でただのポルノではあるんだろうど。でも目が離せない感じ。あの取り返しのつかなさ。それでも進むことこそが冒険であるのだ、という価値観。それが魅力ではあるのだろうなぁ、とは思います。アニメ化はやりすぎじゃねえのかなぁ。どうすんだこれ。」

    「世界観と物語の両立。すばらしいす。」

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