選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2012一次選考作品

『狼の口 ヴォルフスムント』久慈光久

  • 「中世期のスイス独立運動を題材にした作品ですが、1・2巻はとにかく読後感の悪さが半端ないです。圧倒的な画力と感情移入せずにはいられないストーリー展開で読者をグイグイ引き込むだけ引き込んで、最後には絶望を与える。こんなに後味の悪い作品は久しぶりです。それでもなお、「絶望の中で必死に生きている」登場人物達に思わず涙する事もしばしば。読後、とても疲れた気持ちになるのに「早く次巻が読みたい」と思わせるのは凄い。」

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