選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2012一次選考作品

『ましろのおと』羅川真里茂

  • 「津軽三味線を題材にしたマンガというのも目新しくて、読み始めたらはまってしまいました。地味な楽器だけれど、熱く、表現豊かで、繊細で、さわやかで、感情がこもっていて。三味線というものでこんなに表現豊かに描いている羅川先生のマンガに惚れました。そしてその三味線に青春が加わって、さらに熱く盛り上げています。今面白くなる本番前という感じですが、これからの展開に大いに期待してしまいます!」


    「碧臭くて、キラキラしている。音が弾んでる。」


    「三味線なんてと思っていたけど読んだら聞きたいわーと思える作品。 テルマエロマエの「お風呂」。ちはやの「百人一首」も漫画ってどんな題材でも作者さんの力量ですっごくおもしろくなるんですねえ。 主人公のストレートなところ、でもちょっと足りないところをたくさんのまわりの魅力的な脇役がうめていってくれる。これからどうなるのか楽しみな作品です。」

    「少女マンガ家の手による、少年マンガライクな描写は『ちはやふる』にも通じるドライブ感と繊細さが同居している。青森出身者ならではの津軽弁や津軽三味線のリアリティが、作品の説得力を後押し。そのキャリアに寄りかかることなく、少年誌での連載という新境地に赴く開拓者精神にも頭が下がる。」

    「津軽三味線奏者が主人公という斬新なテーマ。登場人物のキャラ立ちっぷり。適度な恋愛要素。キャッチーなストーリー展開。こりゃ人気出そうだな~。」

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