選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞

『とめはねっ!』河合克敏

  • とめはねっ! 4―鈴里高校書道部 (ヤングサンデーコミックス)

  • 「書道部の話ではさぞかし地味にゆっくり動くのかと思いきや、非常に躍動感のある展開でキャラクターもそれぞれの特徴が存分に発揮されています。書道なのに若さあふれる、というと怒られるかもしれませんが、そこがひとつの意外性となって面白くしているようにも感じます。」

    「去年から押しておりますが、これがスピリッツに来た時点で、革命は起こりはじめております。まさに改正開始。」

    「昨年もノミネートされましたが、全く勢いが衰えず、それどころかますます面白くなっている!会話のやりとりの間が絶妙です。恋愛のヤキモキ感まで加わって、今一番、続きが楽しみなマンガです。」

    「ヤンサンつぶれてビビったけど、とめはねはどこかで連載すると思ってました。ヤッター。あいかわらず面白い。書道実用書としても二十マル。」

    「書(または芸術活動全般)はスポーツとは違い、作品の造形美をどう解釈するか、歴史的な変遷をふまえた理解が必要なため、誰でも習ったことがあるはずなのに楽しみにくい。そんな難問に、理解するための視座をさりげなくかつおもしろおかしく伝えるところが、さすが。」

    「映画だったら「スウィングガールズ」に当てはまるかもしれません。書道のセッション。その時にしか出せないものだからなんかせつなくて青春ぽくて、そして笑える。なんたって女子がりりしい。草食系男子がんばれ!」

    「書道部マンガ。うっかり何か書きたくなってしまったり、墨のちょっとカビくさいにおいを思い出したりしてしまう...。座って字を書いているだけのはずなのにすごく面白い!なかなか進展しない淡い恋も楽しい要素。お習字に対する見方が確実に変わります。」

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