選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2017ノミネート作品

『空挺ドラゴンズ』桑原太矩


空挺ドラゴンズ(1) (アフタヌーンKC)

選考員コメント・1次選考

「絵がかっこいい。この世界の社会をどう描いていくのか気になる。」

「「ドラゴン」&「飛空艇」...ズルい。「ギョウザ」&「ビール」や「ピザ」&「コーラ」に負けないほど相性抜群なこの組み合わせ。これだけでワクワクしてしまう人も少なくないと思う。でも、ありがちな剣と魔法の世界ではなく、出てくるのは至って普通の人間。まるで海でクジラを捕えるように空で異形の龍を捕えては解体し、それを売って暮らしている人達のお話。なんでこんなに食べ物めいたコメントになってしまったかというと、作中に描かれているドラゴン料理がそれはもう本当に美味しそうなんですよ...。」

「空を飛んで旅をして、竜を獲って調理する。わくわくする材料をどばっと突っ込んで、そこに流浪する人のさみしさみたいなものをスパイスでかけた感じ。冒険もそれぞれの物語も気持ちも、これからもっと描かれるのだろうけれど、まずはこんなマンガが産声を上げていることを、多くの人に知ってほしい。読んでほしい!」

「タイトルも「喰いてえ龍(ドラゴン)!」内容とかけて有り、絵柄も非常にセンスのよい作品。ドラゴン・飛空艇と出てくるものがワクワクさせてくれます。食べてる姿も美味しそうでいいですね。ドラゴンと戦う時のドキドキ感もあり、今後の展開がとても楽しみな作品です。」

「会社の後輩が「読みましたか!読んでないですか!」と転がりながら薦めてくれたマンガ。読み始めてもう掴まれまくって、もう次の冒険が見たくて仕方がないのです。」

「ナウシカとラピュタが好きな私に絵が大ヒット。
ナウシカとラピュタが好きな友人に勧めたい。
久々にこういう世界観に浸れるのがいいです。
料理の描写が多くてまた料理マンガ的なアレかな?と思いましたが、よく考えたら料理が一番の娯楽なのかな...と冷静になりました。
なので、捕物・航空マンガとしてこの先のストーリーを楽しみにしています。」

選考員コメント・2次選考

「ラピュタとかで出て来る飛空艇版の捕鯨みたいな世界観、ストーリー展開やテンポも良く進んで行くので今後に期待を持って推薦」

「空挺。というだけで何かわくわくと心を揺さぶられるのだが、生きる、食べる、など登場人物たちの立ち振る舞いから改めて自分と対話させられる。」

「今の世の中では賛否両論あるが日本の伝統漁の1つである捕鯨を思い起こさせ、命をかけて生き物の命をいただいてそして命を繋ぐそんな当たり前だけど、心のどこかに置いてきた繋がりを改めて思い起こしました」

「「一冊ではまだまだ魅力がねー」とかとか、自分の中で選ばせていただくときの理由にすることがあるのですが(しかもえらそうに)、「空挺ドラゴンズ」は1巻目から魅力全開。後輩から勧められての読書中、「まさにこんなのを読みたかったんだ」とワクワクしました。2016年いちばん鮮烈な印象を残した一冊。」

「捕鯨船に乗って海で鯨を追うように、捕龍船に乗って空で龍を追いかける人々の物語。龍といっても様々な形や大きさをしており、生態も多くは謎に包まれているが、「捨てるところなし」と言われるほど全ての部位が利用できる生物でもある。1話完結の短編形式で、毎回龍の肉を使った料理が作中に出てくる。この料理を食べているシーンが、本当においしそうで読んでいると腹が減ってきます。「風の谷のナウシカ」を彷彿とさせ描きこみをされた雲や龍や船は、ファンタジー世界なのに現実的な存在感を感じさせる迫力があります。この先どんな龍が現れるのか、どのような試練が捕龍船「クィン・ザザ号」の乗組員を見舞うのか、続きの気になる作品です。」

「世界観があり、それをちゃんと表現できている一級のファンタジー。手触り感のある所が凄いなぁ、と。これからもどんどん「違う世界」を見せていってほしいです。」