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マンガ大賞2016一次選考作品

『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』竜田一人


いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3) (モーニング KC)

「「労働の現場としての福島第一原子力発電所事故跡」を描いたルポ漫画。なるほど、そこも人間が労働を行う場、事故収束のために膨大な資金が投入される、大規模土木工事の現場なのだ、という考えてみれば当たり前のことを気づかせくてれた。大変興味深く読んだ。場所の特殊性はあるものの、今日日、孫請け曾孫請けが当たり前のゼネコン下層で働くとはこういうことなんだよ、という、下層労働ルポとしても読めるのが面白い。しっかりと地に足をつけた地点から見据えられた、祈りみたいな希望が感じられて。東北を故郷にもつ身にはたいへんありがたいことだと感じいる。」