選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2016一次選考作品

『ふしぎの国のバード』佐々 大河


ふしぎの国のバード 1巻 (ビームコミックス)

「明治時代の実在の冒険家、イザベラ・バードの日本での冒険をマンガにしたらこうなった!日本人の私たちが、もしかしたら一番昔の日本のことを知らないのかもしれないね・・・と思いながら読み進めました。なんたって一番の感想は、マンガの中に描かれていること、知らないこと多すぎ(笑)でしたから。まだ起承転結の起の最初のほうなのですが、とにかく読み進めるとガツンとバードさんの楽しいやしょんぼりが伝わってきて、とにかく続きが読みたくなるんですよ。なんでまだ1巻しか出てないの・・・?ブ○タモリの軽井沢の回で紹介された人、といえば分かる方もいらっしゃるかな、ぜひ!」

「知りませんでした。明治初頭、イギリスの女性冒険家イザベラ・バード氏が東京から北海道のアイヌ集落を目指して旅をして、その旅行記を書いていたなんて。失われつつある江戸時代の風俗、文化、どこか懐かしい人々のしぐさが漫画で読めるのはありがたいです。「今この国でひとつの文明が滅びようとしている・・・滅びは誰にも止められない。しかし、記録に残すことはできる」という文中の述懐は、心を打たれます。江戸から明治に変わりつつある社会のありようは、多くの方に思い起こしていただきたいと思います。」

「主人公のバードさんがとにかくかわいらしい。彼女にとって異国である当時の日本文化のひとつひとつに対しての反応が、喜怒哀楽がとても素直なので、読んでるこちらまで新鮮な気持ちになります。この先どんな出会いがあるのか、どんな反応をするのかが楽しみです。通訳の伊藤とのやりとりが変化していくのかも気になります。」