選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2016一次選考作品

『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』恵三朗・草水敏


フラジャイル(4) (アフタヌーンKC)

「「極めて優秀」ただし「変人」。そんな病理医・岸京一郎の生態を描く病院ドラマ。患者の生体組織、体液、排泄物を検査して鑑別する立場から臨床医の思い込み、見落としを指摘する。ちょっと乱暴にね。私自身は医療とは程遠いところで働いておりますが、機械の病気を調べるような仕事をしておりまして、いろいろと共感したり身につまされたりしております。見えるところだけを見てしまう。思い込んだら他の可能性に思いがいたらなくなる。いずこも同じかなぁと。人の動かし方にもいろいろありますよね。相手のプライドを傷つけないように上手く手を回したり、逆に、相手の神経を逆なでするように徹底的に叩いたり。後者のタイプの岸先生、そりゃぁ嫌われますわなぁ。でもね、岸先生がそこに至るまでにどんな道をたどってきたのかとても気になります。ひょっとすると似たような道をたどってきたのかもしれないかなぁと。いま、一番目の離せないまんがです。」

「今まで見たことのない、病理医のマンガ。病気を断定するときの難しさ、責任、謎解きのような緻密な推理・・どれをとっても面白いです。」