選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2016ノミネート作品

『百万畳ラビリンス』たかみち


百万畳ラビリンス(下) (ヤングキングコミックス)

「SFとしてもミステリとしても読めるコミック。登場人物の行動が推測→実験→検証の手順を踏んでいるのは知的刺激を受けて快い。ラストのちょっと切ない雰囲気も素敵です。」

「端的に世界観を表した表紙イラストから印象的ですが、非力な主人公が突然迷い込んだ不思議な世界で機転を利かせて謎を解いてゆく、という設定がまずわくわくするものですが、それを上下巻とコンパクトにまとめきったのが素晴らしいと感じました。」

「作品世界の設定とそれを生み出した発想力にただただ脱帽。突拍子もない設定にもかかわらず話の展開が終始淡々としているので、非日常の世界の中に何とも言えない日常感が醸し出されていて面白い。ゲーム上手な人のプレイを横で見ているのが好き、みたいな人におすすめしたいです。」

「いやはや、タイトル通りとは恐れいった。上下2巻だけど物語の終着地点がまったくよめないわくわく感を感じられたSFマンガ。タイトル通り「百万の畳からなる大迷宮」がある世界がものすごい精度・確度で可視化されてた。」

「この漫画、完全にノーマークだった!こんな面白い作品があるとは...上・下巻で終わらせるのがもったいない。いや!上・下巻で終わるから面白いのか!?どんな物語かは説明が難しいので、とにかく読んでください。」

「ゲームの仮想現実のような世界のストーリー。主人公ともう一人の友人で冒険をする姿が好感を持てます。上巻でリアルとゲームを連想しつつも、下巻で「そうなのか」と思わせる展開。上下巻の構成も非常にうまくまとまっています。ヒロインと友人の友情もまたぐっとくるものがあります。上下2巻ですが、読みごたえもあり、おすすめできます。」

「迷宮的世界に迷い込んでしまった二人の女性がそれぞれの特性を活かして脱出を試みる。だんだんとゲームのようになぞが解けていくとともに、ぐいぐいと物語の世界に引き込まれていく。この物語の結末がもたらすある種の爽快さは唯一無二のものなんじゃないだろうか。」