選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2015一次選考作品

『逃げるは恥だが役に立つ』海野つなみ


逃げるは恥だが役に立つ(4) (KC KISS)

「その「うっかり恋をすっとぼける」感覚へ、遂に時代が追いついた。家事炊飯を仕事として捉えた契約結婚のアイディアは、どこまでも海野節で目が話せません。伯母の百合ちゃん(50代の高齢処女)の設定も絶妙。これぞ大人の少女まんがです。」

「「契約結婚」という字面だけ見たらなんだか重いテーマですが、他の漫画には無い独特のテンポとノリでさくさく読めちゃいます。
結婚を雇用関係だとわりきるという考え方は、目からウロコです。結婚や仕事、人生の進め方について理屈で解き明かす展開が続くのかと思いきや、主人公二人の恋愛もバッチリ入ってきて少女マンガ的要素も満載!時にすれちがい時に分かち合う恋愛の醍醐味を、知らず知らずのうちに体現している二人にハラハラドキドキ。そして、いくつになっても、恋愛は多かれ少なかれどこかで間違えるものなんだなぁと深くうなずかされます。契約結婚のこの先は、幸せなかたちに落ち着くのでしょうか?答えはひとつではないのでしょうけど、とにかくこの二人の関係がどうなっちゃうのか!見逃せません!」