選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2014一次選考作品

『逃げるは恥だが役に立つ』海野つなみ


逃げるは恥だが役に立つ(2) (講談社コミックスキス)

「偽装結婚をテーマに描いた作品。ベテラン作家だけにきちんと読ませます。」

「就職するために結婚する、そんな発想は無かった!今を生き抜く女性に、ちょっとした息抜きに(笑)読んでほしい、そんな本です。」

「派遣切りにあって凹んで正社員になりたーいと叫んだ女子が「契約結婚」に挑むお話。(「挑む」というほど意気盛んではないな「ためしにやってみる」ぐらいだな。)恋愛、就職、結婚という現代日本が抱えるグダグダへの切り込み方、問題の切口が見事。「契約結婚」の話だからかもしれないけれど、全般的にトーンが理知的なのが素敵。理知だけが人生の全てではないでしょう、という話でもあるから。仕事も同じよね、報酬とやり甲斐だけが仕事の全てではないでしょう? という話だし、やっぱり仕事だけが人生の全てではないから。恋愛も同じ、結婚も同じ。それら全てへの目線の効かせ方が絶妙だなと。絶妙の切り口。金田一蓮十郎『ラララ』と読み比べると面白いかも。」