選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2014一次選考作品

『バーナード嬢曰く。』施川ユウキ

  • バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)

  • 「オンノジじゃないの!?と言われそうですがバーナード嬢曰く選択で。あえてのバーナード嬢で。鬱ごはんも凄い漫画です。むしろこの三作品は同時に読むべき。離してカンガエナイ方が絶対いい。その中でもおバカで極端に明るいバーナード嬢は本読みなら一度は通ってるハズの思考を代弁してくれてます。あるあるすぎてまるで見透かされてるようでドキッとします。胸に手をあてて聞いてみてください。バーナード嬢だった人は挙手。かなり上がると思います。あと、神林さんが面白すぎ。」

    「もうね、これはずるい。だってド嬢は私だもん!...と言いたくなるほど、身に覚えがあり過ぎる。そうなんです、読んでないのに読んだ気になるんだよ。この本は、そんな私に「それでもいいんだよ」とささやいてくれた、大変ありがたい本でした。うん、本読むの好きです。たくさん読めなくても、読んだ内容をちっとも覚えてなくても、やっぱり読むの、好きなんだなあ。」

    「知ったかぶりしたがる主人公による名作の名言をネタにした作品ですが、この作品全体がもうツッコミ所満載で、名言がいっぱいです。「今日の早川さん」にも通じるSFネタ、SF好きキャラの神林さんと主人公・町田さわ子のかけあい、ドツキ漫才は本当に読んでいて楽しいです。神林さんが非常にいい人で、どうすれば楽しんで読んでくれるだろうと一生懸命に考えて、モノローグで語っているのにそれをすべて台無しにするさわ子の容赦なさ。そしてその態度に対する激しいツッコミ。本好きなら読んでいてとても楽しめる作品だと思います。」

▲ ページの先頭へもどる