選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2013ノミネート作品

『ボールルームへようこそ』竹内友


ボールルームへようこそ(3) (月刊マガジンコミックス)

選考員コメント・1次選考

「読後なんだか松岡修造なみに熱くなり、スポーツをやろう!!と燃え上がるが、やっぱり何もしたくない・・・だから読む。」

「ボールルームというタイトル通り競技ダンスの物語。ダンスをやったこともない素人主人公が、ダンスの魅力にはまり、成長していく、王道の展開。しかし画力と躍動感と目力と熱は読むものを虜にする、力のある物語です。続きが気になってしょうがない。熱いコミックです。」

「ダンスが好きな人間にとって、これだけ熱く、臨場感たっぷり社交ダンスが描かれる作品というのはたまりません!ダンス漫画だけど、少年漫画としてのセオリーはしっかり抑えていて読みやすいです。」

「基本スポーツ漫画なんですが、ものがソシアルダンスだけに、男女のパートナー関係が中学生と思えぬ色っぽさでドキドキ。いろんな意味でアツい注目作」

「久しぶりにハマった漫画。面白くて一気に読んじゃいました。主人公はダンス初心者で、主人公の成長を描く点ではスポーツ漫画などにありがちなんだけど、題材が社交ダンスなのでなかなか新鮮。ダンスシーンには圧倒されました!ダンサーから見える世界ってきっとこんな感じなのかなぁ。キャラクターも魅力的。とにかく熱い!おすすめ!」

「一話目から面白いマンガに久々にであった。社交ダンスを扱った作品の中でも「スポ根」度数が高い作品。まったくやったことないスポーツを始めてみたら実は天才的にうまかった...みたいな話ではなく、弱い自分を払拭するため無心で練習してちょっとずつ成長していくまさに王道の少年漫画。(だと思う)先が気になる。女の子がかわいいのも癒し。」

「楽しそうに踊る躍動感と熱量に。」

「ダンス漫画です。とにかくダンスの描写が凄いんです。登場人物の汗が飛び散って来そうな気迫があります。汗びっしょりで鍛え上げられ磨きあげられた肉体の描写がとても美しく凄いかっこいいんです。子供の頃からダンスをしている登場人物たちとの戦いのなか、主人公はどうして自分はもっとはやくダンスに出会わなかったのかと泣いてしまうシーンがありますがそれでも今の自分で勝負する姿は the スポ根です。」

「社交ダンスと言えば、かの「Shall we ダンス?」しか知らない私でも、ダンスの奥深さと情熱がびんびんと伝わってくる作品です。何の取り柄もない主人公・富士田多々良が出会った社交ダンスは、彼の深い才能を開花させていきます。普段おどおどして気が弱いのに、「ここぞという大一番でとんでもなく太ぇ野郎だったんだ」なんて、言われてみたいものですね。スピード感のある絵・構図にもしびれます。」

「ダンスに対するひたむきな姿勢と展開に見事に引き込まれて一気に読んでしまいました。今後の展開がとても楽しみです!」

選考員コメント・2次選考

「一言で表すと『熱』、これに尽きる。ダンスに関わる人間達の熱、ダンスをしている時の熱、とにかく熱量がすごい!社交ダンスは少し手の届かない世界という勝手なイメージを、熱さと泥臭さにがぶっ飛ばしてくれた。もう少し自分の手足が長ければ・・・悔やまれます。」

「社交ダンスのスポ根ものというイメージ。主人公のキャラクターや特技、ヒロインなど、ありきたり......?いや、これは黄金律!!!と納得する。タッチが少し荒くて、お綺麗なままに固まっていないのも好きなところです。」

「画力、表現力、躍動感、熱量。どれを取っても新人とは思えない素晴らしさ。読み出すと引き込まれること間違いない。主人公の表情を見るだけで、何だかダンスが踊りたくなる。魅入られるとはこのこと。おすすめしたい、読んで欲しい漫画 1 番です!」

「これは、大変な、収穫ですよ、奥さん!←間違いかつて、『ちはやふる』をマンガ大賞に推したこの身が、再度、同じ興奮に打ち震えた物語がこの、『ボールルームへようこそ』。優雅に見えるダンス競技は、格闘技なのだと。あらためて目の前に押し出してくれた、素晴らしい作品です。とにかく、表紙が良い。ダンスだといえは、普通は優雅な場面を持ってくるだろうに、2巻の表紙の多々良(主人公)は、これから戦いに行く人の目をしている。そういう物語だと、表紙が語っている。やることが見出せず、ただ日々を送っていた多々良が、ふとしたことで踏み込んだ、ダンスの世界。思っていたのとは全然違っていただろうに、しだいにのめりこんで行く・・・。そして、そんな多々良に導かれるように、読者もこのマンガの世界に引き込まれてゆくのだ。このマンガは、あらすじを紹介してもつまらないし、感想を書いても、ある一定量しか伝わらないと思う。とにかく、試しに読んでみて欲しい。そして、このマンガの内包する、その熱量に触れて欲しい。ボールルームって、何?という、皆さん。それは社交ダンス場のことです。そこは、優雅な社交場であり、真剣勝負の、決勝の場です。このマンガが、その場所のことを、 きっとこの先も熱く、美しく私たちに見せてくれるはずです。とても、楽しみです。」

「最近定番かされてきた感のある弱虫がスポーツに打ち込んで成功するサクセスストーリーですが、それを補ってあまり有る人間描写と展開にワクワクするマンガ。男性マンガですが、女性が読んでも楽しく読める一作品です。」

「社交ダンスの世界は、「特殊」で自分と関わり合いの無い遠い世界の事だと思っていました。読んだ瞬間から一気にその世界を近く感じさせてくれたのが、この「ボールルームへようこそ」。ダンスに興味が無い人、今アッツい漫画を探している人、この本を手にとって頂きたい!読んだその日から、主人公・多々良とともに新しい人生が開けそうな、そんなエネルギーを持った作品です。今後ももっとダンスの世界の奥深さを味あわせてほしい!はやく続きを読みたい漫画です。」

「社交ダンス。全く自分の中に知識の無い世界のマンガでした。内容としては、いじめられていた少年が、社交ダンスの世界に唐突に踏み出すこととなって、友人やライバルたちと競っていくという流れなのですが、この社交ダンスという自分のよくわからない世界を、すごく興味をもたせてくれるマンガです。とにかく読んでいると胸が高鳴ります。マンガを読んでいて、社交ダンスを始めてみようなんて思いを人によってはあったりするかもしれません。読み手を突き動かす位熱さのあるマンガです!」

「よみながら凄い勢いでダンスの世界にひきこまれていきました。マンガの早さも心地よくてあっという間によんでしまった。」

「久々にマンガを読んで鳥肌がたちました。内容は社交ダンスを始めた男子高校生の成長物語で、努力で強くなってゆく成長の痛快さ、ヒロインとの恋愛、ライバルとの切磋琢磨と、誰もが一度は胸熱くした経験があると思われる王道の少年マンガです。大人のみなさんはそんな王道マンガはもう卒業したよと思われるかもしれませんが、このマンガは大人になっても十分熱くなれるのです。その最たるものがダンスシーンの描写。主人公がダンスを好きで、踊っているのが楽しくて仕方がないという楽しさがものすごい迫力を伴って伝わってくるのです。踊るところまでの想いや出来事が踊るシーンにすべて集約されて昇華されるような感じで本物のダンスを見ているときの感動とも違った感動というか、解放感というか、爽快感を味わえます。たぶんこういう感動ってマンガならではなのかなーとおもったりもします。マンガを好きな人すべてに読んでもらいたいマンガです。」

「普通の少年の才能が花開く瞬間を目の当たりにさせられながら、思わず3巻まで一気読み。画面に迫力があり、多々良と一緒にダンスの魅力にぐいぐい取り憑かれていきました。真剣なダンスシーンと、ちょっと笑わせるシーンの配分も絶妙。『今一番続きが気になる漫画』とはまさにこの作品のことでしょう。」

「正統派なダンス、かっこいいです。」

「社交ダンスがこんなに激しい物だったとは!少しご都合主義の所もありますが;今はあまり見られない、男女でペアで踊ることの難しさや楽しさも描かれていて、新しい発見があります。主人公達がこれからどんなペアを作って行くのか、気になります。」

「この中ではこれかな、と。どうしても『昴』のイメージとかぶるのが気になりますが、面白いのには間違いないかな。」

「気づいたら一気読み。いや〜、熱い熱い。面白い面白い!」

「何もない、と思い続けていた主人公が見つけた没頭できること。そこから動き出す彼の世界。少年マンガの王道!はじめの一歩を思い出しながら、こういうのスキ!と思いながらモリモリと読みました!女の子はかわいいし踊る男子もかっこいい!読後、さっそく影響を受けて台所でターンしたら机に足をぶつけて悶絶しました。それぐらいおもしろいってことです!」

「数あるダンス漫画の中でもトップクラスの面白さ!主人公はもとよりそれを取り巻く人達の熱さに読んでる自分も熱くなる!!」

「熱い展開がイチオシです。マンガ好きの方に薦めてます。」

「圧倒的な熱量。「社交ダンス」というものに対するそれが、ものすごく高い緊張感で伝わってくる。初心者の主人公が、パートナーとともに、持てる武器を駆使して戦っていく、というバトルマンガ的な構造を盛り込んであるのも見事。」

「内気なイジメられっ子の少年が、打ち込む対象を見つけ、自分を変えていく成長譚。同じ講談社の「少年マガジン」系で言うと『特攻の拓』や『はじめの一歩』にも通じる、王道とも言える作品です。主人公はじめ周囲のキャラクターや、交わされるやりとりが、社交ダンスというモチーフに見事に落とし込まれていて、「少年誌の王道」を飛び越えたスケールを感じさせてくれます。2巻の「僕なんかにかまってくれるんだ」にはグッと来ました。」

「趣味でやってる社交ダンス歴30年くらいの両親に読ませたら「ダンスのことよく描かれてる、この通りだ」「姿勢もしっかり描かれてる」と褒めていた。」

「理屈を抜きに夢中になることを思い出させる。社交ダンスの世界を知り、そこに自分の居場所をつくる主人公のこれからがもっと読みたくなる。」

「周防正行の『Shall we ダンス?』によって、どこか時代から取り残されていたダンスの世界にスポットがあたり、テレビ番組の社交ダンス部で芸能人が挑んだことで、見た目のゴージャスさの裏にとてつもない厳しさがあるんだと、ダンスの世界への理解もぐっと進んだ。とはいえ、さえない中年が、お笑いのタレントが、これはあり得ないと思われながらも挑み突破していく過程を見せ過ぎてしまって、取り組もうとする身にネガティブからの脱却という、下げて上げてのステップを踏ませなければ進めない世界になってしまっていたのも実際。そんなダンスの世界を、真正面から描いてこれは楽しい、これは凄い、これは挑みたいと純粋に思わせてくれるものとして引き戻し、持ち上げ広げた漫画として時代に名を刻まれることになるだろう。動かない絵でありながら、激しく動き歩みのけぞり回る映像を見せてくれる描写も凄い。遙か高みにあるだろう到達点へと向かい乗り越えていくドラマへの期待もたっぷり。今から入ればその成長に併走できる。共に踏もう、ステップを。」

「社交ダンス版「はじめの一歩」。巻数を追うごとに、ぐんぐん面白くなっていく。先が楽しみ。読むならば、とにかく3巻まで一気に読んでほしい。まだまだ熱くなる熱量を秘めた作品。」

「"社交ダンスマンガ"と言うだけで敬遠してしまいそうですが、読んでみたらその想像をかるーく越えた「すっごい」マンガでした。繊細で美しい絵柄、ぷぷっと笑わせるギャグ、そして画面から伝わるキャラクターとその場の熱に圧倒。先が気になって仕方ありません!」

「冴えない男子がひょんなことをきっかけに変わっていくというモチーフは王道中の王道。でも、既視感を感じさせない圧倒的な熱量と躍動感に惹きつけられる。作者自身も競技ダンス経験があると知り、なるほど納得。この熱をぜひとも味わってもらいたいという思いがスパークする一冊。」

「社交ダンスというこれまでになかったテーマがとにかく新鮮。何とも言えない独特の読後感も病みつき! 軽くもなく重くもない、絶妙なストーリーバランスが心地好く読み疲れしない。これからも楽しみ!!」

「競技ダンスで、男性主人公の作品が新鮮でした!競技ダンスマンガというと、佐々木潤子の「ダンシング!」とか 好きだったんですが、女の子目線の熱い感じで。この作品の今後の展開が楽しみ!」

「世界観が好きです。」

「社交ダンスをやってみたいかも・・・と思ってしまう程、社交ダンスの楽しさみたいなものを1ページ1ページ熱く感じることができる。」

「※今年も明文堂書店金沢野々市店では、有志が候補作を全て読み、得点制によって、1位〜3位までを決定いたしました。以下、コメントです。熱く華麗な舞台で少年が燃える!ぱっとしない少年に秘めた才能が!どんどん成長していく少年の姿が面白い。」

「最初から頭抜けたデッサン力を備えている作者ではあったけれど、話数を重ねるごとによりしなやかに、色っぽくなっていくキャラクターたち全員にいつしか夢中になってしまう。そしてここで見たい!という願望に完璧に応えてくれる決めゴマ!これぞ漫画を読むことの快感!今一番、作者の情熱が伝わってくる作品。ああ!真子ちゃんぺろぺろしたいよぉぉぉぉ (迫真) !」

「読んだ後に登場キャラクター達の熱にあてられて身体がブルブルしました。読む人達に熱や汗や感情を体感させるような凄みがあると思います。」

「勢いのある絵に圧倒される。ぜひこの熱量のまま書き続けてほしい。」

「イキのいい作品なので、旬のうちに推します。細かいことをいうならば、「そんな短時間で上達しちゃっていいのかいな?」と思わないではないし、「技術的にどこがすごいのか」といった説明部分ももう少し欲しいとは思います。ただ、それらの不足部分を吹っ飛ばす勢いと熱量がある作品だと思いました。」

「最高ダンス漫画!読む度に熱くなる。」

「巧い。」

「すがすがしいくらい王道。燃えざるをえない。」

「天賦の才を持ちつつも努力するという、今風でありつつ古くからの王道でもある感じが老若男女読める印象。躍動感があり興奮する。」