選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2013一次選考作品

『大砲とスタンプ 』速水螺旋人


大砲とスタンプ(2) (モーニングKC)

「一言で言えば、「兵站(へいたん)マンガ」。戦争マンガでありがちな、最前線で血で血を洗う戦いをシリアスに描くという手法とはまるで対極にあるマンガです(ときどき犠牲者出ますが)。兵站とはいわば戦場の後方支援。食料・弾薬・諸物資を最前線へと送る「紙の兵隊」。そこのマルチナ・M・マヤコフスカヤ少尉(♀)が主人公。19~20世紀ロシア風な架空のまちアゲゾコ市が舞台です。やる気のない上司、横流し大好きな高級将校、一癖もふた癖もある部下たち。ときには士気を上げるための嘘の手紙をでっち上げたり、反乱部隊を鎮めたり、ダブルスパイに翻弄されたり、忙しいです。絵柄もどこか懐かしさを感じさせるタッチ。ちなみに、「スタンプ」とは主人公の飼う足8本のイタチモドキのことだそうな。」