選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2012一次選考作品

『ジゼル・アラン』笠井スイ


「アパルトマンの大家さんであるおてんばジゼル嬢が何でも屋さんを始めたら。迷子の猫探し、少女を連れての植物園、ストリッパーの一日付き人、煙突掃除...。良家の出だからこその庶民との感覚のズレに周囲も巻き込まれるが、ジゼルの屈託のない笑顔がそれもカバーする。でも、実はお嬢様として育てられた窮屈な生活に耐えきれず、街中に出てきたというのが本当の姿。恵まれた環境ゆえの孤独は、現代の若者にも共通するように思えてきます。そこから一歩踏み出して、新しい環境で徒手空拳で頑張ってみる。チャレンジ精神こそ前進のヒントなのだとジゼル嬢は教えてくれます。」