選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2012一次選考作品

『ハルシオン・ランチ』沙村広明


「無茶苦茶に見えて、実は計算されているストーリの凄さ。ネームの面白さは抜群で、その上、絵が巧いのだから文句なしです。倫理的にアレな内容を含みますが、SFって元々そんなものだし。なので冗談を冗談と分かる人でないと、読んでいて不快に思うかもしれないのが欠点です。」

「奇想天外・荒唐無稽ときどきシリアス。そんな展開が妙に面白く、この作者の漫画はいつも楽しく読めます。「食事」を生きる目的として星々を旅する宇宙から来た奇妙な存在のヒヨス。不思議な箸を片手に、人から廃棄家電まで際限なしに何でも食べてしまう彼女のおかげで、化野の周りには荒唐無稽な騒動と濃い人間が次々と集まってくる。舞台が立川なのが、また面白い。」