選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞

『銀の匙 Silver Spoon』 荒川弘


銀の匙 Silver Spoon 2 (少年サンデーコミックス)

「農業、食、夢、現実。深く大切なテーマが描かれているが、ストーリーは軽快で個性的な主人公達が更にストーリーを盛り上げている。安心して人に勧められる作品。」

「「百姓貴族」の焼き直しか?などと読む前から勘ぐっていたのが申し訳ない!きちんと少年マンガ、青春していて楽しく読める作品でした。酪農という「食」だけでなく「生と死」を身近に感じる仕事と、主人公八軒君の悩みと、ややもすると重たくなりがちなテーマですが絶妙なトーンで描かれているので、すっと引き込まれて一気に読んでしまいます。」

「農業高校、という特殊な環境が面白い。学園物ですが、ある意味職業物っぽく、興味深いです。自分が体験しようとは思いませんが。」

「「いただきます」とは、あなたの命を私の命にさせていただきますと言う意味である。と昔何かの番組で永六輔が言っていたような記憶がある。本当に永六輔が言っていたかなんて事はここではどうでも良い。むしろ、何故このような言葉を思い出したのか?それは紛れもなく荒川弘の銀の匙を読んだからなのである。誰もが知っているはずなのに、普段は気にも留めない「生きる」と言うこと、そして「生かされる」と言うこと。何かを食べると言うことは「命」を「自分の命」にしているのに他ならない。そんなテーマを荒川弘流に農業高校を舞台に描いた「銀の匙」は、決して重たいだけのテーマではなく、さらに子供だけに読ませるべきマンガでもなく、むしろ我々大人が読むべきマンガなのかも知れない。」

「テンポよいギャグ要素と、丁寧な人物描写で、さらっと大事なことを読ませてくれる漫画。誰にでもおもしろいよ!とおすすめできます。」

「「鋼」と「百姓貴族」、この相容れないはずの両作が合体!!!「リアル」は「ファンタジー」を超えた(かも)?!この面白さに脱帽です!」

「こ、こういう学園生活があったとは!みんな熱くて、真剣に将来を考えていて、そんな彼らがまぶしくてたまらない。自分もこの高校に入りたくなるくらい(笑)。すごく楽しくて元気が出る青春マンガです!」

「目的が無い少年が農業高校に入り、そこで学ぶ事により何を知り、どう生きて行く事が出来るのか...。同じ著者の「百姓貴族」を読んで、農業や畜産業って大変だよなーちょっと自分には無理だよなーと軽く思っていましたが、この作品を読むとただ大変なだけじゃないし、すごく重いんだよなって事が判ります。是非とも中~高校生に読んで欲しい作品です。」

「農業高校での生活を描くマンガ。生きる、生かされる、命をいただく、労働する。普段の暮らしでは意識していない、自然の営みと人々たち。真剣で、コミカルで、おもしろい!小・中学生にはぜひよんでもらいたい。荒川先生はすごいです。」

「生きることは食べること、食べることは殺すこと。簡単で残酷な真理だからこそ、親子で読んでほしい漫画。」

「農業とか田舎とか文字面で見るとスローライフって言葉が浮かんでしまう浅はかな自分でしたが、そりゃそんなわきゃねーよなと思わされることばかり。老若男女必読です。そして同じ荒川弘先生の百姓貴族も是非。」

「ビルドゥングスロマン、大好きです。農業に関する部分も面白いけれど、やはり主人公がどう成長していくのか、が気になります。」

「将来の夢を持てない主人公・八軒勇吾は、進路に迷いに迷った末に、「寮があるから」「帰らなくて済むから」という理由で進学校ではなく田舎の農業高校に入学。学力・偏差値ではない、土と動物と自然の中で力強く生きる同級生・先輩・先生らに圧倒される日々を送る。仲間たちの協力で材料を集めて作り上げたピザ、夏休み中に友人宅(酪農家)での様々な経験(野生の鹿の解体含む)で少しずつたくましくなっていく。副読本「百姓貴族」(荒川弘)とともに、日本の農業の現場を学び、そこで頑張る若者に思いを馳せるのも一興です。なお、近隣の酪農家出身者に実情を聞くと、「だいたいこんな感じです」だって。北海道おそるべし。」

「将来の夢や目標なんてない」そんな悩める主人公・八軒が友人達や様々な経験を通して成長していくストーリー。前作「鋼の錬金術師」とは打って変わってとっても平凡だったりするんだけど、すごく良い漫画です。学ぶ事が沢山ありました。農業の事も結構学べちゃうかも(笑)!笑いあり、感動ありです。」

「農業・酪農の少々重たい現実とユーモアがほどよくブレンドされていて、「へ~」と考えさせられたり、笑わされたり。勉強一辺倒だった主人公が、未知の世界の農業高校でゆっくりと成長していく姿には、清々しさをおぼえます。」

「ピザが美味しそうだったので。」

「「命をいただく」。その重みと感謝の心が作品の背骨になっていて、実にまっとうですがすがしいマンガになっている。牛や豚を「経済動物」として扱う現実と、それでは割り切れぬ人間側の思いを、ギャグに使ったりドラマに仕立てたりと、作者の柔軟で自在な語り口が光る。」

「命の大切さと同時に思春期の思い出を思いださせてくれる漫画です。農業高校という設定も荒川さんならでは。何度も読み返したくなる作品です。」

「舞台は北海道の農業高校。夢や目的を持たないことに思い悩む八軒勇吾。一癖も二癖もある生徒達や教師、大人、動物、家畜と係わり合う中で生きることや命について学んでいく。荒川先生渾身の農業ネタはもちろん、キャラクターも魅力的でぐいぐい引き込まれる。読んだ後は卵かけごはんとピザが食べたくなるはず」

「北海道の農業の様子を知ることができるという点でも面白いのですが、なんといってもいいのは、人との距離をうまく縮めることができなかった八軒が、次第次第に人の輪の中に戻っていく過程を描いていること。まだ始まって間もないですが、「鋼の錬金術師」同様、名作になる予感にあふれた作品だと思います。」

「読んでいると、むくむく元気が出てくる漫画。登場人物がみな、地に足のついた夢を持っており、それに向かって真摯に進む姿がとても魅力的。若いって素晴らしい(笑)。でも決して厭味がなく、主人公と一緒になって、自分も彼らのように何か目標を持って頑張らなくちゃ!と思わせられる作品。農業高校がこんなに楽しそうな&大変なところだと思いませんでした。」

「これ小学生や中学生の時によめたらよかったのに!と思わずにはいられない、農業高校を舞台にしたマンガ。コミカルに、そして真摯に描かれる、仕事の難しさ、楽しさ。そして食べる、生きる― 命をいただく、ということ。北海道の厳しい自然、そしてそこに営む人たちとの関わりによって主人公がどんな風に成長していくのか―今後も楽しみです!」

「「命をいただく」。その重みと感謝の心が作品の背骨になっていて、実にまっとうですがすがしいマンガになっている。牛や豚を「経済動物」として扱う現実と、それでは割り切れぬ人間側の思いを、ギャグに使ったりドラマに仕立てたりと、作者の柔軟で自在な語り口が光る。」

「清々しーい!そんなマンガです。マンガって色々考えずに楽しく読みたいって時にお勧めです。大自然、動物、人との触れ合い。そしてピザ!!食べたい!」

「おいしそうだし、なおかつ少年マンガの王道。」

「農業マンガです。農業とか田舎とか文字面で見るとスローライフって言葉が浮かんでしまう浅はかな自分でしたが、そりゃそんなわきゃねーよなと思わされることばかり。老若男女必読です。北海道ってスゲー。」

「見どころ満載でダントツです。 著者の知名度、話題性を度外視してもこの作品の安定感はおすすめしたいと思います。夢、現実、心の葛藤、そして大きなテーマが描かれています。そしてこの作品の最大の魅力は愛すべき個性的な主人公達です。迷いながら成長していく彼らにたくさんの大切な事を教えられます。今後も楽しみです。」

「荒川弘のにんげん描写力がすごいマンガ。生き物(人含む)の生死、てめえの叶えるべき夢、職業選択の自由アハハンなどなど、人生の重大問題がゆくすえの真ん中にどすんと転がってて、高校生がそれと直面してるくせに、シリアスになりすぎなくて気持ちがいい、背筋が伸びる。うまいなぁ、と。」

「親への反発から、家から遠い農業高校に入る主人公。全く興味の無い農業を通じて、大切なモノを見つけて行く。自分が何になりたいのか、何をやりたいのか分からない。そういう人達に読んでもらいたい作品。興味が無い事でも向き合う事で魅力に気がつける事がある。本当に個性的で、魅力的な登場人物達。とにかくキャラクター達が素晴らし過ぎます。もし彼らが実在していたら、前を向ける人達が増える気がします。」

「「将来の夢とか、ないですから。」と、進学校から逃げるように田舎の農業高校に入学した主人公・八軒勇吾。同級生のたくましさ、諸先輩のこだわり、教員や大人たちの奥深さに囲まれ、少しずつ成長していきます。副読本(と勝手に定義)である『百姓貴族』によると、筆者ご自身も農業高校の出身とのこと。北海道の大自然は、超売れっ子漫画家の原点なのでしょう。空気感の描写は、まさに経験者ならでは。映画「ブタがいた教室」「いのちの食べかた」等、我々が命をいただき生きていることを実感できる作品も数多くあります。中でも、本作は手に取りやすさとともに食を巡る問題を正面から描いていることに共感を覚えます。一部教員にどっかで見たような方がいるのはご愛敬~♪」

「この漫画は年齢気にせず沢山の人に薦められるんじゃないでしょうか。小学校、中学校の各クラスに置いたらどんなことになるんでしょう?どれだけの生徒の進路に影響がでるんでしょう?もし、ハガレン並みに人気が出たら...。」

「生きていくって?食べることって?わかっていたようだけど、自分だったら?と思うとあらためて考えさせられる。読む側はほとんど八軒くんなんですよね。読んでいくにつれて一緒に自分もかわってくようです。これからどうなる?私も一緒に八軒くんと成長したくなる漫画。」

「綺麗になってスーパーに並んでいるものと、生きているものはなかなか結びつきにくい。命を頂いて、生きている。私たちが口に運ぶまでに無くてはならない、様々な仕事をしている人達がいる。その事を実感させてくれる。それも楽しませながら!いろんな事を知った上で美味しくいただくのが一番。そう、たまごかけごはんは最強です!」

「北海道の大地で、食、農、命、学業、友達、青春、思春期に学んで欲しいことが全てつまってる。素晴らしい。少年少女はもちろん、大人にも読んで欲しい!コメディ部分もやっぱり面白い!」

「年末年始もずーっと売れ続いてます。リアルって、見方(描き方)一つでファンタジーと同じく、奥深く興味深いものだと改めて感じさせてくれた作品です!」

「「いただきます」とは、あなたの命を私の命にさせていただきますと言う意味である。と昔何かの番組で永六輔が言っていたような記憶がある。本当に永六輔が言っていたかなんて事はここではどうでも良い。むしろ、何故このような言葉を思い出したのか?それは紛れもなく荒川弘の銀の匙を読んだからなのである。誰もが知っているはずなのに、普段は気にも留めない「生きる」と言うこと、そして「生かされる」と言うこと。何かを食べると言うことは「命」を「自分の命」にしているのに他ならない。そんなテーマを荒川弘流に農業高校を舞台に描いた「銀の匙」は、決して重たいだけのテーマではなく、さらに子供だけに読ませるべきマンガでもなく、むしろ我々大人が読むべきマンガなのかも知れない。」

「おもしろい!安定したクオリティの高さで選ぶのも悔しい気もしますが、文句無く面白いので文句言えない。」

「百姓貴族をよんでも思ったのですが、さすが農家の娘さん。農業のきれい事なんてないところがよく描けているなと思います。私は農家でも何でもないですが。食べたくないものは無理に食べなくても残していい、魚や肉を切り身でしか見てなかったり、小学校の給食費を踏み倒すような輩親が増加している中、生きるために食うということを漫画からでもいいので学ぶべきだと思う。生きるために食うことは、汚いことやきついことをお金を払って人にしてもらっていること。代わりに何かが生きれないこと。そうとはわかってもやめることはできない。そして美味い。作品の途中で「悔しいけど美味いよな~」とベーコン食べるシーンが好き。」

「このテーマを扱った漫画、読んでみたかったんです。もっと先を見てみたいです。」

「「百姓貴族」も面白かったですが、やはりこの「そんなマンガのような...!」という設定?環境が面白いです。あと脇役の個性がいいですね。どのキャラも好きです!」

「ハガレンの作者、と最初はちょっと構えてしまったけれども、これはステキに楽しいのよね。掲載紙がちょうどいわゆる少年誌のサンデーだけれども、ぜひぜひ、小学校高学年~大学生ぐらいまでに本気で読んでみてもらいたいです。いろいろ考えること、やること、沢山あるよー。」

「農のリアルとギャグとの絶妙なバランスは、さすがです。」

「現代日本が舞台なのに、異世界の話を読んでいる感が良いです。コレを読んで農業高校に行く人が増えるとよいなあと思います。」

「作者の「百姓貴族」にも通じる、生きていくこと・食べていくこと、人が他の生物を摂取して生きていくぎりぎりのテーマのみならず、思春期の悩みが加えられる本作は、主人公・八軒の成長もさることながら、若らしい群像を描いている点でも注目作です。」

「手堅く高評価といった感じ。個人的にはもう少し巻を重ねてから評価したい作品。私自身はといえば「日々ロック」が一番だったので、結果は伴わないとしてもしっかりと推していきたい。」

「扱う題材はやや珍しめだけど、語るテーマは永遠不変、王道直球の少年マンガ。こんなマンガは、これからも描かれ続けてほしいし、なくなることはないんでしょう。非常に上質。」