選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞

『失恋ショコラティエ』水城せとな


失恋ショコラティエ 3 (フラワーコミックス)

「恋愛とはエゴであるという、誰もが気が付いていてそれでも描けないテーマを堂々描いてるすごさ。「今、 最も男性が読むべき女性マンガ」。」

「やっぱり少女漫画は片想いでてきている!(?)登場人物、全員片想い。その想いがうまくいかず、それぞ れが悩み、駆け引きをする姿が良い。そして綺麗すぎる純愛じゃないところがいい。男の子が主人公で、こ んなに入り込める少女漫画はなかなかないんじゃないかしら。主人公のショコラティエ、爽太が想いをよせ る人妻サエコの、モテテクは弟子入りしたくなるほど。」

「昨年、この賞の1次推薦コメントに興味を引かれて読んでみたら、まさに私好み。恋愛の甘さと不条理と残 酷を余すところなく描いた「ドMマンガ」の傑作。「俺に惚れたら低温火傷するよ?」「何それ」「いろいろ とヌルイ男だから 俺」等々、セリフ回しのうまさに惚れ惚れする。腹黒サエコさんも3巻でいよいよいい 味出してます。恋愛ドMマンガとしては『うそつきパラドクス』(これも傑作!)と双璧ですが、より間口 が広いと思われる本作を推します。落ち込んだ時に読むと元気が出るのが不思議?」

「緻密に書きこまれたチョコレート。それと同様に緻密に書きこまれた登場人物たちの心理描写。主人公以外 の恋愛模様も展開が進み、今後さらに面白くなる予感。」

「主人公の爽太が恋焦がれるサエコのヴィジュアルがあまりかわいくない上に、パリにチョコの修行に出て 5 年後に凱旋帰国するって 1 話でなんかお腹いっぱいになって、読むのを止めようとしたけど、薫子がカワイ イので読み続けられた。それが 1 巻への率直な感想だが、その後はどんどんはのめり込んで、おそらく 2010 年で一番読み返した作品だろう。特に薫子の「肌寒かったら厚着するでしょ!? この子バカな の!?」ってところがすごい好きだ。髪おろしてもいい感じっすよ。段々シリアスな展開になってきて、3 巻の最後の方では、みんな元気なくなってきてるなあ。これからどうなるんだろう。」

「少女マンガのようでいて、時に現実を思いしらされるような台詞や展開にドキリとさせられる事も。 」

「どろどろな恋模様にどっぷりつかりながら、チョコレート食べたい!てなるおいしいマンガです。」

「もう、好きすぎるとしか言いようがない。人間、恋愛が絡むと本当に自分のことしか考えられなくなる。そ の心の醜さと純粋さがうまーく描かれている。チョコレートがおいしそうなのも魅力的。」

「スイーツというかなんというか。」

「表紙の絵柄やあらすじを読んだだけの段階では「あぁー、なんかこう『アンティーク』+『ハチクロ』みたい な感じ? はいはい」ってな感じだったのですが、いやはやこれは凄い。甘い甘いチョコレートの裏に潜む、 思いのほかドス黒くてピリリと辛い片想い。クセになる。ドラマ化されるんだろうなぁ。そのうち。」

「悪い(魅力的な)男はこうやってできるんですね。ストレートな感情表現しかできなかった主人公が、恋の 駆け引きで成長してゆく話。まっすぐに成長する話もいいけど、現実にはこういう風な成長をする必要があ る場合も多々あると思います。ダークに成長してゆく人間の話ってのはあまりなくて新鮮だし、納得性が高 いです。」

「今年は激戦で、いろいろ迷いますが、ドMを自任する私としては、やはりこれを落とすわけにはいかない。 恋愛とはとてつもない愚行だけれど、だからこそ生きる糧になるということを、これほど力強く前向きに(?) 描いた作品を知りません。LOVEとはSMと覚えたり。これを読むと何やら元気が出る私は、ヘンタイでしょうか?」

「だいたい、少女マンガの恋愛モノだったら、この恋がうまくいくように期待しながら、ドキドキして読むの だが、なぜかこの作品はそうじゃない。うまくいかないのが面白い。登場人物、全員片想い。その想いがう まくいかず、それぞれが悩み、駆け引きをする姿が良い。そして綺麗すぎる純愛じゃないところがいい。男 の子が主人公で、こんなに入り込める少女漫画はなかなかないんじゃないかしら。しかし主人公のショコラ ティエ、爽太が想いをよせる人妻サエコの、モテテクは弟子入りしたくなるほど。」

「恋する女性を振り向かせるため、ショコラティエになった男子が主人公。登場人物全員片想いで、手練手管 を使ってよく思われようとして。ショコラティエとして店を営む主人公たちが、時おり見せる「プロ」の顔 やセリフもいい!甘いだけじゃなく、複雑で深いショコラのような味わいがあるマンガです。つづきが気に なる…!」

「恋愛をテーマにしたマンガの魅力は「幸せ」とか「切なさ」に重きをおかれることが多いと思いますが、こ のマンガを読んでいて感じるのは、とにかく胸をえぐられるような「痛み」。ここまで男と女のズルさやし たたかさを描いてるのに嫌な気持ちにならずにのめりこんでしまうのは、恋をしている人ならどこか共感で きる部分が多いからだと思います。あとはもう、水城さんのチョコレートへの愛が尋常じゃありません!物 語を甘く彩り、そしてほろ苦く、時にはドロドロにするチョコレートの描写の魅力的なことといったら。今 一番続きが気になる恋愛マンガです。」

「ああ、そうそう、あるある、な感じが心地よい。続きが読みたい。」

「登場人物がみな善人に描かれていない点が高評価です。」

「次第に黒くなっていく爽太の姿にドキドキ、ワクワク。これもまた人間の「成長」なわけで、一筋縄でいか ない人間の姿を、見事に描き出していると思います。」

「おいしいチョコレートが食べたくなる!でも、チョコレートのようには甘くない恋愛模様は大人味です。もっ と、悪い男になって? 爽太くん。」

「万人に薦められるかと言うと少し違うかもしれませんが、読んでいて、とっても面白かったですし、たくさ んの男の人にもぜひ読んで欲しいなって思いました。少女漫画が厳しい韓国でも発売されれば、きっとヒッ トするよな気がします!美味しいチョコレートとドキドキする恋愛、両方欲しいですね!」

「小悪魔 (!?) サエコさんが、マンガ外の男性読者にまで駆け引きをしかけてくるのが驚異的。カレンダーに 「デート ( ハートマーク )」って入れる時、これが本心なのかそれとも「見せ」としての行為なのか、読んでいる身のはずなのに主人公と同じように駆け引きに躍らされている気分。」

「やっぱり何度読んでも薫子さんが魅力的。2010 年の大収穫。3 巻の感じだと、これから暗い内容になって くるんだろうか? それはそれでまた好物なのでやっぱり目が離せないマンガだ。」

「このマンガを読んだのはノミネート作品で一番最後。ノミネートされてなかったら読んでなかったでしょう。 帯の文章も「僕をとろけさせるのは君だけ」なんて書いてあって、なんてキザったらしいマンガじゃ!と思っ ていました。これを読むまで2位に選んだ作品が1位でした。揺らぐことはないな。そう思っていました。と、 思ってたのに...読んだら1位はこの失恋ショコラティエなってしまいました...!おもしろい!この色オトコ が出てくるオシャレなマンガ!ちょっと現実にいたら気持ち悪い色男が、おいしいチョコを作る!それがこ んなに面白いだなんて!奥さん、ご存知でしたか!?と隣の家にオススメしに行きたいくらいおもしろかっ たです。悲しいかな、1年に1巻の刊行ペース。恋愛物で1年はツライ!でも待つ!待つ価値がこのマンガ にはありますよ!」

「ソータ最高!片思いものは少女漫画の定番スタイルでありますが、これは大人も楽しめます。好きという気 持ち、一途さ、、ただその先にある葛藤、キレイなだけじゃない感情もしっかり描いていて、必ず誰かに共 感できるはず。キャラクター設定から吹き出し外の台詞も完成度高いです。自称“キモメン”、でもきちん と付き合ったら間違いなくいい男、爽太のような男性!日本にどれ位いるんでしょう。出会えるものなら、 爽太の様な方に出会いたいわ!乙女心くすぐられます。」

「とろけるような、愚かしい恋の味。すかして、いなして、嘘ついて。リベンジを糧にめきめき成長するソー タの煩悶から目が離せません。」

「失恋とショコラティエのマリアージュや! といっておけばこれはいいと思います。ギャグと妄想とシリア スのバランス、緩急の付け具合、イケメンキャラの配置の妙、どれもすばらしい。薫子さんが最萌です。す ばらしい。」

「男目線の少女マンガ。それが新鮮!少女マンガ嫌いの自分が初めてハマりましたー。」

「この「黒さ」が堪らない。」

「恋とはなんと厄介で、どうしようもないものでありましょう。みっともなく、止めようがなく、しかし人を 確かにいずこかへ進ませるだけの、大きな力ともなる、それ。勧めて良いかわかりませんが、でも、私は好 きです。読むたびに、唸るけど!困るけど!...でも、嘘がないんです。だからこそ、心がぎゅっとする。た まには、いいんじゃないですか。いかがでしょう?」