選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞

『狼の口 ヴォルフスムント』(久慈光久)


「なんなのでしょう、このカタルシスの無さは! しかしそれが快感になっていく感じが... なんか妙な気持ちに心が揺さぶられる、今まで読んだことのないマンガ。」

「キャラクターが、人間くささを残したまま死んで行く様に心を揺さぶられる魅力があります。キャラ自らが力強い様々な理由で門を越えようとしますが・・・ああ、堅きかな狼の口。これから先どうなることやら。ヒューマンモザイクを個性的画筆で描ききる力作です。」

「ショッキングな1話目に全てが忘れられなくなる内容。陰惨で残虐なのに、積もり積もる人の怨念が目を逸らすことを許さないのか、目が離せず一気に読んでしまいます。1話目を読んだが最後、わずかに見える救いと希望を拠り所に、完結まで読むしかない。」

「物語の舞台は中世ヨーロッパ戦場の関所である狼の口 ヴォルフスムント。 その代官を務めるのが厳重な監視者ヴォルフラム。読者の視点は叛乱軍であり、ここを如何に突破するかにフォーカスされるが、各話あまりにも状況が過酷過ぎ必ず突破できずに殺される話だ(そして見せしめ)しかし今までのシリーズその虚無感が心地よく印象に残る作品である。」