選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞

『となりの怪物くん』ろびこ


「ハルのストレートな気持ちに、戸惑う雫。徐々に人間関係など、気持ちの変化を
見せる彼女に、ひかれます。」

「 薦める相手を選ばないタイトルではありますが、実は「何がおもしろいの?」と言われると、なかなかに説明が難しい作品でもあります。だけど好き。登場人物たちがひねくれつつもまっすぐなのが良いのかもしれません。」

「少女マンガではここのところ、ゼロ年代的というかオルタナティブな感覚を体得した新しい世代の描き手が台頭しているように思いますが、「デザート」連載中のこの作品の作者、ろびこはその中でもマスの読者を獲得できる実力を持った作家だと思います。初期の読み切りで顕著だったデザイン処理されたスタイリッシュで流麗な絵柄(単行本1冊めからスゴクうまい!)と、丁寧に繊細にじっくりと描き込むリアルな心理描写は今作ではやや(意図的?)薄まり、学園ものの連載作品らしく、設定のうまさとキャラクターの強さとギャグ的要素で読ませるノウハウを確立している。ガリ勉の上に私服がすごくダサい主人公女子って意外になかったような気がします。現在2巻、以下続刊のオムニバスでせつない感じの『ひみこい』と両輪で読みたい。」