選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞

『大奥』よしながふみ


「男女逆転大奥。時代の渦に翻弄される人間ドラマに引き込まれる。」

「4巻を読んで、ドラマティックな展開ながら、あまりキャラクターにまとわりつかずにさばさばと物語を進めるところが、突拍子もない設定を歴史物として成立させている妙味なのかもしれないと思った。」

「昨年挙げた作品は避けようと思ったが、出たばかりの第4巻を読み、やはり落とせん!と思い直して再投票する。この途方もない発想を、冗談やギャグに逃げず、「本当にあった(かもしれない)歴史」として描く力業にめまいがする。よしながふみは今回も票が割れるだろうが、「きのう何食べた?」より断然こっちでしょう。」

「4巻が出ましたね。安定しておもしろいです。この先どうなるのか、本当に目が離せません。そうか、この世界では、歌舞伎は女ですか!みたいなこととか、吉原は男娼妓ですか!とか、設定された世界観がやっぱりおもしろいです。」

「SFという略語が「サイエンス・フィクション」という意味を失っていないとすれば、これは間違いなくSF。舞台が未来じゃなくて過去だけど、宇宙じゃなくて江戸だけど、どかんと据えたセンス・オブ・ワンダーがあって、ある科学的なルールのもとで関係性がそして感情が強力に動きまくっていて、つまりはこれはSFであるだけでなく、優れたSFであるということ。」