選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2019一次選考作品

『青野くんに触りたいから死にたい』椎名うみ

  • 青野くんに触りたいから死にたい(4) (アフタヌーンKC)

  • 「絵が可愛いのに、読んでいくと容赦なく心臓を刺してくるみたいな感覚になります。痛々しいし切ない、なのに凄く強いパワーを感じて読むのがやめられないです。幽霊モノなのでしっかり怖くてゾッとしますし、謎が深まる展開も面白く、登場人物達の表情と眼の光が病みつきになります。」

    「巻が進むにつれ作者がホラーの面で本気を出してきた!という感じがして本当に怖いと思いつつ、ワクワクが止まらない。とても計算が行き届いたクレバーな作品でありつつ、意図的ではないであろうヤバさが顔を出すのがたまらない。「すごい作家さんだ......!」と毎巻思う。」

    「可愛い絵柄でちょっとエッチな幽霊ものラブコメ漫画と思わせておいて、読み進めていくと、どんどん期待を裏切ります。青野くん薄気味悪さ全開で怖い怖い。優里ちゃんの狂愛。青野くんのおまじないに隠された謎。生者と死者との境界線。歪んでいる家族。少しずつ謎が解き明かされるたびに、二人の恋がどんどん切なくなります。結ばれない、触れられない運命の二人がこの先どうなるのか展開が全く想像できません!個性的で強烈な作品だと思うのでぜひ漫画好きには読んでもらいたい作品です。」

    「大好きな彼氏に触りたくて、、、主人公がとったある決意によって物語は始まる。初回から意表をつく展開で、クレイジーな純愛と隠された恐怖が不気味に忍び寄る。シーンに独特の魅力があり、ハッとさせられた。絵柄が巻を追うごとに物語にマッチしてきて引き込まれました。」

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