選考作品へおすすめコメント

マンガ大賞2018一次選考作品

『サトコとナダ』ユペチカ・西森マリー


サトコとナダ 2 (星海社COMICS)

「ふだんマンガを読まない人にもこれだけは読んで欲しい!と思った、2017年最高のマンガでした。単なる異文化理解ものでも、友情ものでもない、不思議な手触りに「マンガにできることってまだまだあるな」と思わされました。」

「異文化交流のお話ではありますが、根底にある国が違っても、文化は違ってもそこにいるのは人と人で、年頃の女の子ふたりのお話なんだな、というのがとても良いです。読み終わったあとあたたかな気持ちになります。」

「なぜ、偏見やある一部の人たちを特別視してしまうのか、その一つに接触頻度の差があると思う。何事も、体験しなければ始まらない。しかし、飛び込む勇気もないし、やっぱり怖い。素直に受け入れる心ももってる自信ない。という人はとても多いのではと思う。この作品はイスラムの女の子の考えや異文化を知るきっかけになったのだけど、それ以上に作者さんが、何かの思想に偏ることなく、フラットというかニュートラルというか、目の前で起きていることを素直にありのままに受け入れている感じがすごく好き。淡々としてるし、物足りなさを感じる人もいるのだろうけど、この他者との距離感が心地いいなぁと思うのです。」

「海外留学先でルームシェアをしようとした相手がイスラム女子だったんだけど、そのお相手がとてもチャーミングでね?という日本人留学生サトコさんのアメリカライフのお話。でてくる登場人物と、エピソードがとにかく魅力的。サトコさんもナダさんもとても可愛らしくて素敵だなあとニコニコしてしまいます。物語の中で描かれるそれぞれのお国柄や、留学先のアメリガのことも興味深いです。いまだから読めたマンガかな、と思います。おすすめです。」

「「イスラム教」を勉強しても、イスラム教を信じている人がどんな生活を送っているのかを知るのは日本では難しい。でも、どんな宗教を信じていても、女の子はかわいいものが好きで、おしゃれだってする。イスラム圏の人を身近に感じることができる物語って、珍しいけど貴重だと思う。」

「ネット連載の4コママンガ。アメリカへ留学した日本人の女性がムスリムの女性と暮らすルームシェアもの。日常の中で気づく文化の違いはもとより、二人のキャラから生まれる笑いや可愛さも好き。他国の人にも、自国の文化にも改めて関心が湧きます。」